消防団の半纏、柔道着や剣道着でも活用されている日本の伝統織物「刺子織」
私たちの地元新潟で新たにストレッチ性を持つ刺子生地が完成しました。
SSF(stretch sashiko fabric)
横に伸びる刺し子 綿99%ポリウレタン1%の構成です
(従来の刺し子生地とSSFの違いをYouTubeでご覧ください)
https://youtu.be/fdhXUbOf8kQ?si=CIFcsIQkLfjmgSxL
語り続けたい伝統
ワ
ークウエアという存在は、何も産業革命を端緒とする西洋社会だけのものではなく、わが国でも産業が近代 化される以前から、その存在は認識されていました。武家や上流社会「法被(はっぴ)」や庶民の「半纏(は
んてん)」などは日本の生活文化に根差したアイテムであり、仕事着(ワークウエア)や制服、防寒着として愛用さ れてきた歴史があります。また、刺子織の生地はこうしたウエアの素材として、さらに柔道着や剣道着、消防の服 としても利用されてきました。布地を補強しつつ保温力を高めるために、手縫いで刺し縫う技法で織られた刺子 生地はその独特の風合いから人気が高く、近年ではヘヴィデューティウエアの素材として大きな注目を集めている 存在です。特に火消しや消防の文化の中では、燃えにくい刺子生地の半纏は“ハレの日”(特別な日、非日常的な 日)の着衣として、一部の特権クラスしか着用できない憧れの素材だった、という歴史もあります。
「Chess®」のルーツは紺屋
刺子で作られた職人の半纏や外套衣など、株式会社亀紺屋はこうした日本古来の仕事着、制服などの“染め”を生業としてきた家業の藤岡染工場(新潟県阿賀野市)にルーツを持つ会社です。江戸中期の創業から現在も家業は紺屋業が基本。その上で、時代に即した自社ブランドのアイテム開発を続けるため、刺子織製品を中心とした新会社を設立し、亀紺屋のプライベートブランドとして「Chess®/チェス」は誕生しました。
伝統の刺子織生地だが他にはない進化(ストレッチ性)が特徴ファッションブランドとしてスタートした「Chess®」の刺子織生地のウエアやグッズは、ニッチながらも熱狂的なお客様に支えられて現在に至っておりますが、ブランドとして伝統にあぐらをかいてばかりもいられません。数年来、お客様からいただいてきた声の中に「伸縮性があったらもっといい」というご意見があり、開発に着手いたしました。そして完成したのが、横に約5倍伸びる刺子織生地「SSF/Stretch Sashiko Fabric」です。具体的には、青い緯糸にストレッチ性を持たせ、黒い経糸は従来のまま。アウターとしての役割を考えれば、横に5倍伸びるヘヴィデューティな生地というのは着やすさや動きやすさにかなり好影響を与えるのではないかと考えております。また、普通の刺子織よりも細い糸で生地を構成しており、太い糸の従来品よりもさらに立体感のある
生地の表情が生まれ、ファッションとしての表現の幅が広がっています。
ストレッチ刺子SSF採用の新作
ストレッチ刺子SSF採用製品の第一弾は、スイングトップ(ハリントンジャケット)。VAN創業者石津謙介氏が命名したスイングトップは、ゴルフやタウンカジュアルのウエアとして人気であり、古くからの映画ファンなら俳優の故高倉健さんが愛用したジャケットを思い出されるかもしれません。Chess®では生地をストレッチの刺子織にすることによって、アウターとしての防寒性をより高めて、幅広い世代が着用できるアイテムとして完成させました。ストレッチによる可動域が広まったことで、冬場のゴルフウエアとしても注目です。
これにより従来の刺子生地の衣類と比べ大きく着心地が変わります。
第一弾として英国でゴルフ用アウターとして開発されたジャケット(スイングトップ)を制作しました。多くの名優たちに愛されたアウター
刺子生地は風を通さないため暖かく冬のお出かけに。
内側生地も同じく新潟製のチェックの生地を使用
「すごい着心地」「暖かいジャケットで冬が楽しみ」
「女性が着ても素敵」
などたくさん好評のお声をいただきました。
男女兼用でご利用いただくお客様もいらっしゃいます。
メンテナンスについて
ご家庭の洗濯機で
ネットに入れて手洗いモード、オシャレ着洗いできます。
サイズ
M:身丈62cm 身幅55cm 袖(脇下から袖口まで)49cm
L: 身丈55cm 身幅58cm 袖(脇下から袖口まで)52cm
LL:身丈67cm 身幅61cm 袖(脇下から袖口まで)56cm
着用してサイズが合わない場合は交換を致します。
どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ